令和7年度「社会福祉法人における理念浸透研修」全6回の開催

日頃から、本会事業の推進に格別のご協力を賜り深謝申しあげます。

さて、高齢者介護施設において理念経営が行われ、職員が定着し、質の高い支援を行っていけるようにするために、まずは法人(施設)において職員全員に理念を浸透させることが必要です。

しかし、高齢者介護施設における理念の浸透策については定まった方法はありません。

令和6年度に初めて本研修を開催し、関西大学の種橋教授が発案した理念浸透プログラムを実施。みなさんの認識や行動の変化、研修を通した学びなどを確認することによって、どの法人(施設)でも活用できる有効な研修プログラムの構築を検証してきました。

2年目の令和7年度は、「施設長による理念浸透を目指す『実践共同体(Cop)※』の構築方法及び運営のあり方や課題、実践共同体参加の効果を明らかにすること」を目的に、各施設における理念浸透の課題の共有と職員への理念の伝え方、概念化スキルを向上し、自身と中間管理職であるリーダー職員が理念を体現できるようになることを目指します。

また、参加者同士の学び合いにより、横の関係づくりに寄与することも目的に、下記のとおり研修会を開催いたします。

つきましては、ご多忙とは存じますが、当該職員の皆様に是非ご参加をいただきますようご案内させていただきます。

(※実践共同体(Cop)とは、あるテーマに関する関心や問題、熱意などを共有し、その分野の知識や技能を持続的な相互交流を通じて深めていく人々の集団(松本2019))

 

1 日 時

1日目:令和7年5月23日(金)15時00分~17時00分

2日目:令和7年 7月18日(金)15時00分~17時00分

3日目:令和7年 9月19日(金)15時00分~17時00分

4日目:令和7年11月21日(金)15時00分~17時00分

5日目:令和7年 1月23日(金)15時00分~17時00分

6日目:令和8年 3月13日(金)15時00分~17時00分

※全日程に参加いただくことが原則です(欠席の回は録画受講も可)。

※各回、終了後に懇親会を開催します(任意参加)。

 

2 会 場

大阪社会福祉指導センター(最寄駅「谷町6丁目」駅)

 

3 対 象

高齢者介護施設において、理念浸透を推進する立場の施設長や統括的な職員

 

4 参加するメリット

今回の研修会に参加されることで、みなさん自身が理念の実現に向け、施設において理念浸透を推進する力を身に着けることが出来ると考えています。また、参加者同士の横のつながりが深まります。

5 定 員

15名 ※定員に達ししだい締め切ります。

6 参加費

5,000円(1名につき。会員施設)

※参加費は会場代や資料の印刷費用に使用します。

7 申 込

下記Webサイトから、5月9日(金)までにお申し込みください。

https://ec-9x2f8.eventcreate.net/event/6739

8 その他

本研修は、関西大学 種橋教授の「理念浸透を目指す高齢者介護施設の施設長、リーダーの実践共同体の構築、運営に関する研究」の一環として実施させていただきます。

 

■種橋先生からのお願い
研究としては、自施設の理念浸透という同じ目標を持った施設長やリーダーが、お互いの施設の課題を共有し、自らが理念の伝播者となるよう学び合い、支え合う実践共同体の構築方法及び運営のあり方、効果や課題を明らかにすることを目指しています。
毎回研修に当たって、事前シート(事前に研修内容について考えたことを記載したメモ)、振り返りシート(感想と学び)の記入をお願いします。これらのシートは回収させていただき、コピーして返却させていただきます。また、Step4 以降で実施する取り組みの報告も提出していただきます。
さらに、毎回、30分程度の講義の後は、演習として、グループでのディスカッションを行います。その際にディスカッション内容を録音させてください。これらの事前シートと振り返りシート、ディスカッション内容、取り組み報告を、分析の対象とさせていただきます。
初回研修時に、研究目的や研究における倫理的配慮について説明いたします。研究参加にご同意いただける場合は、同意書の記入をお願いします。
参加者のみなさんと効果的な研修プログラムを構築していきたいと考えておりますので、是非とも研修にご参加いただき、研究の参加者としてもご協力お願い申しあげます。

あらかじめ、下記「参加者のみなさんへ」をご一読のうえ、お申込みください。
https://www.a-kaigo.gr.jp/admin_wp/wp-content/uploads/2025/03/20250401.pdf

【講師紹介】

関西大学 人間健康学部 教授 種橋 征子 氏

同志社大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻博士後期課程修了博士(社会福祉学)。
社会福祉法人 聖徳会 地域支援事業部副部長や、長崎国際大学人間社会学部社会福祉学科専任講師を経て現職。

(専門分野) 高齢者福祉 介護福祉 福祉経営論 ソーシャルワーク
(研究テーマ)介護福祉施設における理念浸透、「ケア」の概念についての研修方法開発
(所属学会) 日本社会福祉学会、日本介護福祉学会、日本ソーシャルワーク学会、同志社社会福祉学会、日本社会福祉士会、日本介護福祉士会

【関西大学 学術情報システム】

https://kugakujo.kansai-u.ac.jp/html/100000735_ja.html